各種採用ツールは、企業の魅力や打ち出し方を意識することに加え、フェーズごとの機能を考えてつくられるべきものです。 現在の採用活動で計画通りに進んでいないフェーズがある場合は、改めて課題について客観的に解決策を探り、分かりやすく分解、整理する必要があります。
学生との接点をつくることに苦労している場合は、SNSを利用しない手はありません。
一見採用と結びつかないテーマ(クイズ、ゲーム、食事など)を選考と組み合わせることで、話題集めに有効です。
採用だけではない、企業ブランディングの一助になる効果も見込めます。
学生は時間がないうえ、大量の企業情報を目にします。
他社と差別化できているか、過不足なく情報が打ち出せているか、サイトを見る側の立場に立って確認してみましょう。
サイトの構成で、興味から理解へつなげる流れをつくったり、他社と異なる切り口で長所を打ち出したりすることが大切です。
就職活動を進める中で親近感をもつようになる人事担当者。 そのパーソナリティが就活生の心をつかみ、志望動機につながることも少なくありません。 特に知名度の面で苦戦する中小企業などはInstagramやX(Twitter)、DMを活用し、「この担当者の話を聞いてみたい」「こんな人がいる会社なら働きたいかも」と、 社員の魅力で学生を引きつけましょう。頻繁な情報発信が難しい場合は、企画、テーマ設定などのお手伝いも可能です。
ナビサイトでの集客に難航している企業こそ、合同説明会は母集団形成のチャンスです。
まずは来場する学生の足を止めるため、興味を引くブース装飾のほか、採用ブランディング動画をプロジェクターやモニターで流しておくことをお薦めします。
きっかけを掴むことで、後の声がけや説明がスムーズになります。
また、ノベルティ配布も有効です。ちょっとした物でも効果があるため、チラシの受け取りが少ない場合などは検討してもよいでしょう。
まず、優秀層の学生が何を求めているかを捉えた上で、自社のどこが求める学生の魅力になるのか考える必要があります。
導き出した特長を、ナビサイトや説明会でアピールしていくことで、ターゲットに響く採用活動が可能になります。
キャッチコピーやデザインが与えるメッセージを強めるため、一貫したコンセプトのある採用ブランディングが必要になるでしょう。
会社説明会・インターンシップの参加理由は主に2つ。「会社・仕事に興味がある」か、「自分にメリットがある」かです。
母集団を広げるため、インターンシップで業界や就活に関するセミナーを行なう企業も多いです。
また、学生の業界理解度を上げてから選考に進んでもらうことは、会社にとってもメリットがあります。
すでに優秀な学生にきてもらうか、ポテンシャルのある学生を育てて入社してもらうかは、企業のリソースによって変わります。
どちらにも共通するのは、欲しい学生のレベルに合わせた説明会・インターンシップの内容を用意し、告知することです。
ペルソナをつくり、求める学生が何に魅力を感じるかを含め、志望する業界・企業を研究してみましょう。 各社の採用サイト、採用手法をチェックして分析することは、自社の採用プロモーションを考えるうえで、とても効果的です。 他業種だとしても、ヒントになる要素が見えてきます。
会社説明会参加者が選考に進みにくい場合、説明会の内容を見直す必要があります。 併せて、入社案内パンフレット、パワーポイント、映像などの内容についても見直しをしてみましょう。 考えられる改善点として、デザインの見栄え、パワーポイントや映像のテンポの良さ、 内容が採用サイトや事前配布資料の説明に留まっていないか、単なる紹介になっていないか=魅力が伝わりきっていないことが考えられます。
貴社が入社してほしい人材は、他社でもほしい人材です。 学生の心の揺らぎは、入社して働き始めるまで続きます。 コンセプトブックや入社前のマナーブックなどのフォローが、不安や緊張をほぐす助けになります。 また、業種や企業の知名度によっては内定者のご家族の理解が必要な場合もあります。 ご家族に向けたツールをつくることも効果的でしょう。